うちのLANの速度遅くね?
「なんかうちのLANの速度が遅いんですけど」
「まぁどうせ契約プランとかが100Mbpsまでなんでしょう」
とか思っていた時代が私にもありました。
で自分でサーバーとか立てるようになってから真面目に家のネットワーク環境をしっかり見たんですよ。
するとなんと言うことでしょう!
我が家の契約しているプランは「auひかり 1Gbps」なんですよね。
なんで1Gbpsのプランの契約なのに100Mbpsも出てないのか。
原因を探るとどうやら家を建てる時に一緒に設置した「まとめてネット」な気がします。
LANが遅い原因は「まとめてネット」?!
まとめてネットとは簡単に言うと全ての部屋へLANケーブルが伸ばされているLANハブみたいなものですかね。
このおかけで長い長いLANの配線をしなくとも全部屋でLANが使えるのですがひとつ問題点が。
それがまとめてネットの内部のLANハブです。
このハブが100Mbpsの通信までしか対応していません。
解決方法
まとめてネットが原因でLANの速度低下が見られる場合は2つの解決方法があります。
1つ目は「まとめてネット」を「まとめてネットギガ」に変更する方法です。
まとめてネットギガはまとめてネットの上位互換的な感じで1Gbps通信に対応しています。
2つ目の方法がまとめてネットのLANハブ機能だけを別のLANハブに移すというものです。
100Mbpsまでしか対応しないLANハブを1000Mbpsまで対応するハブに変えるます。
私はどこか業者を呼んだりするのも面倒だし、まとめてネットギガ自体が約40000円~なので2つ目の方法で対処することにしました。
まとめてネットのLANハブだけを変える
LANハブを変える際の注意点
LANハブを買いに行く前に1つだけ注意点があります。
それはまとめてネットやパソコンで使っているLANケーブルがカテゴリー5e以上で有ることです。
LANケーブルにはカテゴリー別に最大速度などが決まっています。
もしLANケーブルがカテゴリー5e以下だとLANハブを変えても速度はあまり変わらないでしょう。
最大通信速度 | 転送帯域 | |
カテゴリ5 | 100Mbps | 100MHz |
カテゴリ5e | 1Gbps | 100MHz |
カテゴリ6 | 1Gbps | 250MHz |
カテゴリ6A | 10Gbps | 500MHz |
カテゴリ7 | 10Gbps | 600MHz |
カテゴリ7A | 10Gbps | 1000MHz |
カテゴリ8 | 40Gbps | 2000MHz |
LANハブを購入!
我が家のLANケーブルはカテゴリ5e以上で揃っていたので安心してLANハブを交換できます。
ということで家電量販店で適当に1000Mbps対応のLANハブを買ってきました。4000円くらいです。
買ってきたものとAmazonの商品は少し型番が違います。おそらく大丈夫でしょう。
色々と配線をいじっていく
以下のようなLANケーブルの配線になるようにしていきます。
わかりにくいと思うので文章でも説明していきます。
1、LANハブのポートにルーターからのLANを挿す
はい、見出しそのままです。
ルーターからのLANケーブルをLANハブに挿します
2、まとめてネットのカバーを外す
まずはまとめてネットの両サイドを押しながらカバーを外します。
すると基盤的なものやLANケーブルがたくさん見えてきます。
3、LANケーブルを付け替える
カバーを外すとLANケーブルがたくさん見えてくると思うのでそのLANケーブルを一本ずつLANハブの方へと付け替えていきます。
4、いい感じにする
配線を綺麗にしたり、カバーを付け直したりしてください。
LANケーブルを外に出す必要があるのでカバーは削ったりしない限りきちんと閉めることはできないでしょう。
5、電源等を付けて完成!
最後にLANハブ等の電源をつけたりして完成です!!!
対処完了!
まとめてネットの周辺の様子
うちのまとめてネット周辺は以下のような感じになりました。
写真には写ってないですが下の方にONUとかルーターがあります。
2枚めはハブのポート部分(汚くて申し訳ない)
変更後の速度
4000円でこれだけ速度が上がるのは買って配線を変えた甲斐がありました。
まとめてネットを使っていて100Mbpsを超えたことないな~と思っている人は一度契約プランや使っているLANケーブルなどを見て速度を無駄にしないようにしてくださいね。
あとネットワーク関係のものには速度を始めとする様々な規格等がありますのでどの部分に原因があるかしっかり考えてから実際に購入したりしてください。